展覧会カタログ
加藤久仁生展
2009年、米国アカデミー賞短編アニメーション賞を日本人として初めて受賞した加藤久仁生のインタビューを学生時代の初期作とともに12ページにわたって掲載。受賞作「つみきのいえ」については、構想段階から制作の過程を多数の図版で追うとともに、同名の絵本のスケッチや原画も収録しています。

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展覧会オリジナルグッズ
加藤久仁生展 つみきのいえ
パラパラメモ3点セット
「つみきのいえ」の印象的なシーンをデザインしたパラパラメモ
価格:2,250円(税込)

加藤久仁生展 つみきのいえ
作品満喫セット
ぬくもりを感じる「つみきのいえ」クリアホルダー+ポストカードセット
価格:2,679円(税込)

加藤久仁生展 つみきのいえ
主人公の「老人」セット
主人公の老人がポイントのかわいい布ものセット
価格:4,410円(税込)

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●つみきのいえとは
短編アニメーション「つみきのいえ」から©ROBOT
こんな物語です――。海水に沈みゆく街がありました。水かさが増すたび、積み木を重ねるように家を建て増し、人々は難を逃れます。住人の一人に伴侶を亡くした老人がいました。あるとき、愛用のパイプを水中に落としてしまいます。パイプを探しに水没した古い階層へと潜っていく老人。深く潜り進むなかで、家族と過ごした記憶がよみがえって……。約12分の短編作品です。
家族との思い出や人生の年輪を、淡い色彩の映像で静かに見る者に訴えかけます。加藤さんが20代から30代になる年に約1年かけて制作されたものです。地球温暖化問題が世界的な関心事となったことも背景に、2009年の米国アカデミー賞で短編アニメーション賞を獲得。日本人監督の作品として初受賞でした。受賞式で「ありがとう、私の鉛筆」とスピーチした加藤さん。本展では、鉛筆書きのアイデアスケッチや絵コンテなどを集め、制作過程がわかる展示になっています。
アニメ作家・加藤久仁生(かとう・くにお)
1977年、鹿児島生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科に進学後、「自分の絵を動かしたら、どんなにおもしろいだろう」とアニメーションを志し、在学中から自主制作をしていました。卒業後、2001年に映像制作会社「ロボット」に入社。アニメ作家を集めた同社のアニメーションスタジオケージに所属し、テレビ番組やWEBアニメなどを手がけています。主な作品は、入社第1作の「或る旅人の日記」、「The Apple Incident」「つみきのいえ」など。著書に絵本「つみきのいえ」(白泉社)。現在、絵本雑誌「MOE」(白泉社)でイラスト「あとがき」を連載中。今回の企画展のために短編アニメ集「情景」を制作。「休日」「雪」などのタイトルで各1分の作品を上映しています。
展覧会情報
加藤久仁生展
海面が上昇する街で一人で生きる老人を描いた「つみきのいえ」で、2009年の米国アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞した加藤久仁生氏。その受賞作の上映に加え、作品が出来上がるまでのアイデアスケッチや絵コンテなど「舞台裏」を一挙公開します。さらに、今回の個展に合わせた新作の短編アニメも上映されます。
2012年2月10日(金)〜3月25日(日):八王子市夢美術館(東京・八王子市)
2012年4月21日(土)〜6月3日(日):刈谷市美術館(愛知県)
2012年7月21日(土)〜9月17日(月・祝):長島美術館(鹿児島県)
