徹底的に水木しげるの魅力に迫る、回顧展の決定版!

2015年11月30日、93歳で「あの世」へと旅立った水木しげる。「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」など、数多くのヒット作を生み出した漫画家としてだけでなく、作品を通じて妖怪文化を広めた妖怪研究家としても高く評価されました。本展では、少年期の習作、戦地で描いたスケッチ、貸本時代からの貴重な漫画や妖怪画の原稿など、卓越した画力とメッセージ性がうかがえる作品130点以上を展示します。
本書では水木しげるの生涯をたどりながら、 本展に出品されるすべての作品・資料の図版と、その解説を掲載しています。さらにコラムや寄稿文も大充実。水木しげるによる名言も随所にちりばめられています。著名人からの追悼メッセージ、名セリフ集や家族アルバムのページも。この一冊で、水木しげるの魅力を余すところなくご紹介します。



©水木プロダクション
カタログ内容
- 【208ページ、図版ページカラー、A4変形判】
全出品作品図版と解説
第1章 境港の天才少年画家
第2章 地獄と天国を見た水木二等兵
第3章 貧乏神との闘い
第4章 福の神来たる!
第5章 妖怪に取り憑かれて
第6章 エピローグ 水木しげるは永遠に
6本の寄稿文
「水木サンは、笑っている」京極夏彦(小説家)
「やさしい兄だった」武良幸夫(水木しげる実弟)
「大先生ばんざい!水木しげるの幸福な波動」荒俣宏(博物学者・作家)
「お金がなくてもピリピリしない大人物」武良布枝(水木しげる夫人)
「アルバイト時代の思い出」呉智英(評論家)
「水木しげるさんと妖怪研究」小松和彦(民俗学者・文化人類学者・国際日本文化研究センター所長)
水木しげる年譜/水木しげる著作リスト/出品リストほか
展覧会情報
- 東京・松屋銀座/8階イベントスクエア:2017年3月8日~3月20日
大丸ミュージアム〈梅田〉:2017年4月5日~19日
大丸ミュージアム〈京都〉:2017年4月26日~5月8日
大丸ミュージアム〈神戸〉:2017年7月26日~8月14日
福岡県立美術館:2017年10月27日~12月10日
名古屋・松坂屋美術館:2018年4月28日~6月10日
沖縄県立博物館・美術館:2018年7月11日~9月2日
その後各地に巡回予定 - 展覧会公式サイト