知ると、もっとおいしい。科学的・歴史的観点から「和食」に迫る1冊

2013年に「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、和食への関心は世界的に高まっています。国立科学博物館で開催される特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」は、この豊かな食文化に、科学的・歴史的な観点から迫る大規模展覧会です。
和食の多様な食材は、南北に長く、海、山、里と表情豊かな日本列島の自然によってもたらされています。生命を育む水、風土と関わりの深いキノコや山菜、多種多様な魚、貝・甲殻類、海藻。そして、さまざまな人々の手で持ち込まれた野菜や穀類。これらの食材について、国立科学博物館ならではの切り口で紹介します。
また、和食は古来、外来の食文化を柔軟に受容しながら発展し、今なお変化を続けています。その歴史的変遷を、明治時代以降に広まった日本独自の洋食などにも着目しつつ、料理の再現模型や史資料を通じて紹介します。あわせて、人々の知恵や工夫が生んだ、日本古来のバイオテクノロジーの成果とも言える発酵食品についても解説します。
展覧会公式ガイドブックでは、「『和食』っていったい何?」という素朴な疑問をテーマに監修者らが語る座談会のほか、和食独自のだしが発展した背景やおいしさの秘密などを専門家が解説します。フランス料理、中国料理の著名料理人による和食についてのインタビューも。盛りだくさんの1冊を、ぜひご自宅でもお楽しみください。
「和食通」になれる盛りだくさんの内容






© 2020 国立科学博物館、朝日新聞社、NHK、NHKプロモーション
カタログ内容
- 2020年発行
- 257×182mm、160ページ、オールカラー
展覧会情報
- ・特別展 「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」
- ※開幕中止 国立科学博物館(東京・上野公園) 詳しくは公式サイトにて
- 公式サイトはこちら