鎧と人間をテーマに精巧な立体作品や絵画を作る、現代美術家・野口哲哉の個展公式図録

野口哲哉は、鎧と人間をテーマに現代性や人間性を問いかける現代美術作家です。鎧兜を着た人物が所在なくたたずんでいるかと思えば、リラックスしたり、苦悩したり、時には流行りのスニーカーを履き、ブランドのロゴが描かれた甲冑を自然に着こなすなど、一見すると鎧兜とはアンバランスな、飾らない人の姿をリアルに映し出しています。多様な文化や感情が混ざり合うユニークな世界観は国内外の幅広い層に支持されています。
本展では、鎧をまとう人々の彫刻、絵画、インスタレーションなど、新作を含む初期からの代表作約180点で、野口哲哉の幅広い思考と精巧な作品に込められた優しさと悲しさ、人間への好奇心にあふれた世界を紹介します。
作家自らがコラム、作品解説をすべて執筆! 新作や英訳も充実した愛蔵版




©2021 The Asahi Shimbun
カタログ内容
- 【2021年2月発行、272P、オールカラー、A4版】
- ◆エッセイ「わたしたちの夢は彷徨う」 ジョン・ウィー・トム(インディペンデント・キュレーター)
- 1章 鎧の中へ/in the armour
- 2章 仮想現実の中で/real in unreal
- 3章 鎧を着て見る夢/armoured dream
- 4章 別世界旅行/trip to the world
- 5章 鎧を纏うひとびと/this is not a samurai
- ◆論文「野口哲哉とは何か」 牧野裕二(高松市美術館)
- List of works
展覧会情報
- 野口哲哉展―THIS IS NOT A SAMURAI
- 2021年2月6日(土)~3月21日(日) 高松市美術館
- 2021年4月15日(木)~6月13日(日) 山口県立美術館
- 2021年7月3日(土)~2021年9月5日(日) 群馬県立館林美術館
- 2021年9月18日(土)~11月7日(日) 愛知県刈谷市美術館
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