商品番号:2215
江戸時代後期、全国を巡り、各地で民衆のために多くの木彫りの仏像や歌を残した木喰上人。各地に散逸する仏像は、心があたたかくなるようなやわらかい笑みから「微笑仏(みしょうぶつ)」と呼ばれ愛されてきました。
大正時代、民藝の父・思想家の柳宗悦に見いだされ研究が進んだことで脚光を浴び、同じく各地を旅して作仏した円空と並び人気の木彫り仏像となりました。
その木喰仏をご家庭で愛でられるのが、シリーズ初の木製作品に選ばれた「阿弥陀如来」「大日如来」です。出生地・山梨での作仏とされる五智如来像の中の二体をモデルに、桧(ひのき)材を用いて高さ12cmに仕上げられました。
肉付きがよく丸みのある顔立ちは、頰や口角が上がり、晩年の作品に特徴的な微笑みを浮かべています。円形の光背や蓮台、法衣は素朴ながらも力強い彫りの深さ。上人ならではノミ使いが再現されています。