商品番号:1981
朝日新聞夕刊で4コマ漫画を連載中のしりあがり寿さんが着ているこのベスト。実は生地に葛飾北斎が描いた文様をプリントしています。かねてから北斎を尊敬し、その作品を独自解釈したパロディー創作に取り組んできたしりあがりさん。
今回、資料を所蔵するすみだ北斎美術館(東京都墨田区)の全面的な協力を受け、朝日新聞SHOP限定のオリジナル商品が誕生しました。
表裏使えるリバーシブルのベストで、アクセントは表面のポケット部分。遠州で生産された「刺し子織り」のポケットに、しりあがりさんが創作したキャラクター「北斎サン」が描かれています。
中綿がなく着ぶくれしないので、肌寒い時にさっと羽織ってお出かけできます。袖がなく動きやすいので毎日の家事もスムーズ。両面に付いているポケットが小物入れに便利です。
ポケット部分に描かれている「北斎サン」ですが、服を着ていないように見えます。一体なぜ? 担当バイヤーがしりあがりさんに尋ねると、こんな答えが返ってきました。
「北斎の情熱が絵だけに向かっていたことを示しているんですよ。服にも豪邸にも一切関心がない。俺は絵だけに生きるんだ、と」。数え年90歳で亡くなるまで、生涯を創作に捧げた北斎。しりあがりさんは、日本が世界に誇る画人のことを、もっと知ってほしいと願っています。
「北斎サンを見て『誰、このオヤジ』をきっかけに会話が始まるのもいいよね(笑)」。一見奇妙なキャラクターには、敬愛する北斎への熱い思いが込められています。