商品番号:1921
創業300年になる東京・台東区の「ホワイトローズ」社。ビニール傘のパイオニアとして知られ、いま国内で唯一の製造を続けています。伝統と確かな技術で、雨の園遊会で用いられるほど。そのホワイトローズのロングセラー透明傘「縁結(えんゆう)」に「雅(みやび)」が新たに登場しました。
目指したのは、定評のある丈夫さを保ちつつ軽量化をすること。傘の骨にはカーボン、手元をカエデ、中棒はケヤキにしたことで、重さは約320グラム。従来の「縁結」から2割近く軽くなりました。
耐久性は、これまでも採用されていた「逆支弁機構」が生きています。ビニール部分に雨を通さずに内側から風だけを逃す穴があり、風圧に強く「おちょこ」になりにくくなっています。また、3枚重ねの多層生地になっており、ぬれてもべたつかず、マイナス20度まででも硬くなりにくい特長があります。
傘のヘりや傘袋にもごだわりがあります。麻の葉柄のジャカード織りを施し、ゴールド、ピンク、ネイビーの3色と相まって、気品さを引き立てています。「愛着を持って長く使っていただくため」と、自社で修理にも応じてくれます。まさに「一生もの」のビニール傘です。
「ホワイトローズ」社の歴史は、徳川幕府御用を許され、大名行列の雨具一式を大量納入した江戸時代までさかのぼります。七代目で本格的に和傘問屋として、岐阜、紀州、久留米、高松等の各地で生産された和傘を中心に、国内屈指の業績をあげました。戦後、ビニール素材に着目し、透明傘を開発して発売。今でこそビニールというと、「間に合わせ傘」や「消耗品」というイメージがありますが、 昭和40年代に売り出された透明ビニール傘は、シルク傘と同じぐらいの高級価格でした。 また、様々な色や柄が印刷ができるということで最先端のファッションとして大流行しました。ホワイトローズは国内生産にこだわりで、ビニール傘の研究一筋に心血をそそいでいます。ビニール素材が完全な防水素材であることに着目して以来、透明による視界の良さと、雨風や雪から人々を守る「安全・頑丈な傘」として、ビニール傘を位置づけています。
ゴールド、ピンク、ネイビーの3色をご用意
「逆支弁機構」で耐久性があり、突風やビル風にも強いのが特長です。