商品番号:1983
自宅で転んだのがきっかけで介護が必要になり、元気なあの人がみるみるうちに弱ってしまった。こんな話、聞いたことはありませんか? 担当バイヤーもその一人。転倒は「万病の元」といっていいほど、シニアには注意が必要なアクシデントなんです。そこで役立つのが本品。長年の間に身についてしまったバランスの悪い歩き方を整え、転倒の危険を減らします。
秘密は中敷きです。履いているだけでつまずきにくく、しかも正しい歩き方が身につく工夫がされています。シューズ部分も中敷きの機能が最大限発揮できるよう、靴と同じように金型を使って製造しています。つま先をひっかけて転びにくいように約20度反らせたデザインは、歩きやすく普段使いに最適です。
開発者の長野放博士は、祖父が転んで要介護状態になったのをきっかけに、シニアの転倒予防研究をオーストラリアのビクトリア大学で始めました。最先端の3D動作解析を用いるなどして研究を重ね、つまずきリスクを軽減し左右のバランス向上やひざへの負担を軽くする効果がある「ISEALインソール」を完成させました。現在も、同大学で研究員として転倒予防について研究や製品開発を続ける長野博士は、使い方のポイントを以下のように説明します。
〈このインソールを使うと、つま先を上げる「背屈」(はいくつ)という足首の動きをサポートすることで、つまずきにくい歩き方を身につけることができます。表面にある突起を、かかとからつま先まで足の裏でなぞるように意識して歩いてください。最適な体重移動が行われ、自宅にいながら正しい歩き方を体が覚えていくよう設計されています。〉
【ながの・はなつ/北九州生まれ、横浜育ち。アメリカ留学後、オーストラリアのビクトリア大学で転倒予防についてバイオメカニクスの見地から研究し、博士号を取得。同大学IHES(旧ISEAL)研究所研究員(2021年11月現在)】