平安から現代までの国宝25件、重要文化財51件を含む約190件を収録した蒔絵と日本美術の決定版

漆(うるし)で絵や文様を描き、それに金粉や銀粉を蒔きつけて装飾を施す「蒔絵」は、日本文化において長きにわたり和様の美の象徴であり続けています。
本展覧会は、MOA美術館、三井記念美術館、徳川美術館の3館が共同で開催するもので、平安時代以来の各時代を代表する名品に、現代の人間国宝を加えた選りすぐりの蒔絵を展観します。さらに国宝「源氏物語絵巻」(徳川美術館蔵)をはじめとした物語絵巻や屛風、仏教経典、書跡、能の道具などを合わせて、3館で国宝25件、重要文化財51件を含む、計188件を紹介して、日本人が生み出してきた美の系譜をたどります。
図録の表紙は、国宝「初音蒔絵調度」と国宝「源氏物語絵巻」、国宝「澤千鳥螺鈿蒔絵小唐櫃」をデザイン。出品される全作品をカラー図版で紹介。豊富な拡大図版で、優美な和様の美をじっくりとご覧いただけます。蒔絵の技法・用語解説、蒔絵に関する最新の研究や論文も収録した必読本です。
【図録の仕様】
- 2022年発行、280×225mm A4変形、344ページ
展覧会情報
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大蒔絵展ー漆と金の千年物語
- 2022年 4月 1日(金)~ 5月 8日(日)静岡・MOA美術館
- 2022年10月 1日(土)~11月13日(日)東京・三井記念美術館
- 2023年 4月15日(土)~ 5月28日(日)名古屋・徳川美術館
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- ※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、会期・会場が変更になる場合がございます。
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