ゴッホ、モネ、ドガ、ミレー… 西洋絵画の巨匠たちの複製画をお手元に
世界屈指の美の殿堂・ボストン美術館は、1870年に地元市民によって設立された、アメリカで最も古い美術館の1つです。数ある所蔵品の中でも、日本の浮世絵やフランス印象派絵画などが充実しています。特に印象派を代表する画家・モネのコレクションは、世界有数と言われています。
同美術館が誇るコレクションの中からよりすぐった西洋絵画の巨匠たちの名作が、高精細の複製画になりました。光と色彩に彩られた愛らしい女性や子どもたち、美しい自然を描いたルノワールやモネら巨匠たちの名画で、ご自宅を飾ってみませんか~
モネ/ヴァランジュヴィルの崖の漁師小屋
Fisherman's Cottage on the Cliffs at Varengeville
[クロード・モネ Claude Monet(1840〜1926年)/制作年:1882年/油彩、カンヴァス/60.6 x 81.6 cm]
見る者を操作するモネの巧みさが窺える作品
夏はしばしばイギリス海峡沿岸に出向いたモネは、1881年から1882年にかけては特にヴァランジュヴィル近辺の風景に魅了されていました。こぢんまりとした質素な雰囲気と、その崖が魅力的なモティーフとなったからです。本作はその時期に描かれた油彩をジクレーで複製したもの。
この、一見海を臨む崖の上の小屋は、陽光に照らされた橙色の屋根は赤毛、戸口が鼻、両脇の窓が目といった風に、まるで生い茂る草花の中で隠れんぼうをするいたずらな人間のようにも描かれています。小屋と水面、植物の色彩は複雑に表され、見る者の視線は海へ、その奥へとモネによって巧みに操作されます。
本作は、画商デュラン=リュエルのために市場向けの作品として制作されました。第7回印象派展(1882年)においてこれと類似した主題の作品が人気を得たことから、モネと画商はこの種の絵画が売れることを認識していたのです。

※モニターによって色味に違いが生じることがあります

額イメージ
複製画仕様
- 【技法】ジクレー
- 【用紙】ドイツ製版画専用紙
- 【画面寸法】(約)33.5×46.7cm
- 【額寸法】(約)52.5×65cm
- 【額重量】(約)3.5kg
- 【額縁】木製額(金装飾すりだし仕上げ)、アクリル付
- 【付属品】取付用フック
© All Photographs © 2010 Museum of Fine Arts, Boston.
ボストン美術館公認 認証シール付き
複製画はボストン美術館から特別許可を受けて制作され、すべての作品の裏と内箱にボストン美術館の認証シールが貼られています。
今回販売する作品はボストン美術館から提供された作品の詳細なデータを元に、熟練したオペレーターがコンピューターで分析し、細部まで原画と色を合わせて制作されたオンデマンドによる細密複製版画(ジクレー版画)です。
ジクレー技法〜高精細再現の秘密
この高精細複製画には、「ジクレー」という技法が使われています。ジクレーとは、フランス語で 『スプレー』 や 『吹き付け』 の意味で、いわゆる 『デジタル版画』 という最先端の版画技術です。
この技法には、従来の印刷に用いる4色をつなぐ 「中間色」 として8色が存在し、合計12色のインクでの色彩表現が可能になりました。これを更に 『大・中・小』 3種類の大きさの微粒子に細分化し、それぞれを複合的にかけ合わせることで、作品の凹凸感や、キャンパスの網目などの微妙なニュアンスを厳密に再現することができます。作者独自の 「色」 と 「タッチ」を最も忠実に再現するには、ジクレーが最適であると言われています。